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協易機械、『ハイテン材のプレス成形シンポジウム』開催 産学連携技術で 鋼板成形とその応用にイノベーションと無限の可能性を お客様の新時代の波に乗ることを支援
世界各国の国連気候変動枠組条約などの締結に伴い、地球環境保護は国際社会で永遠の課題となり、世界各地の燃費規制も厳しくなり、自動車車体の軽量化は構造合理化の第一目標となっています。世界有数の金属プレス成形工作機械大手メーカーである協易機械SEYI (4533TT)は、高雄科技大学と自動車部品メーカーの「宏利汽車」社とともに、『ハイテン材のプレス成形シンポジウム』を開催しました。ハイテン材の成形技術応用を提案し、自動車の強度、剛度、モーダル、安全の確保を前提に、より剛性の高い材料を使い、新しい加工方法で、高まる自動車の軽量化ニーズを満たします。
シンポジウムのはじめに、SEYIの許貴彰博士は、「1500MPa級ハイテン材の冷間鍛造成形の紹介」をテーマに講演しました。従来のホットスタンピングによるハイテン材の成形と違い、SEYIサーボプレスを利用した1500MPa級ハイテン材の冷間鍛造成形のテストで、サーボモータの制御性により、スライドモーションがパラメータの設定通りに低速加工し、指定位置で繰り返し加圧するコイニングモーションと数秒間の加圧保持で、材料の成形に十分な時間を確保します。その結果、サーボプレスを利用した金属材料の加工は、成形時のスプリングバックを低減し、金型と材料の損耗の減少に効果があり、お客様の生産コストダウンに寄与するだけでなく、金属加工の新たな考えを提案し、ハイテン材の冷間鍛造を可能にします。
続いて、高雄科技大学の郭峻志助教授が発表するテーマは「「サーボプレスによる高強度鋼板の絞り加工に関する研究」です。サーボプレスのスライドモーションによる高強度鋼板の絞り成形性への影響を探究し、プレス成形シミュレーションソフトウェアによって、様々なモーションでの結果を模擬します。最後にサーボプレスでの成形の実験と検証。高強度鋼板をサーボプレスで成形する必要性を証明し、高強度鋼板用のプレス金型開発と高強度鋼板部品量産のネックを解消しました。
新しい性能の優れた自動車の設計・生産にはハイテン材が必要です。自動車部品メーカーの「宏利汽車」社の鄭炳国副総経理は自社の経験から、「ホットスタンピング成形技術とその応用」をテーマに、国内外の産業現状と発展のトレンド、ホットスタンピング成形技術、自動車産業における応用、台湾のホットスタンピング産業の現状を詳しく解説しました。
ハイテン材のプレス加工を実際にご体験いただくため、本シンポジウムでは、SEYIサーボプレスによる深絞り、スプリングバックの制御やファインブランキングなどの実演をいたしました。お客様の難加工材、成形技術や金型設計などの課題に対して、SEYI新型サーボプレスを利用するハイテン材加工の新しいソリューションの提案と、お客様が新しい時代の金属成形の波に乗ることをご支援いたします。