ホットスタンピングライン

ホットスタンピングライン

概要
車の電動化、車体軽量化の波が押し寄せる中、自動車産業は燃費向上と車体安全性の向上のため、インパクトビーム、ルーフレール、ピラー、バンバー、シャシーなどの部品を中心に、ハイテン材と複合材の採用を大幅に拡大してきました。
ホットスタンピングは、UHSS、AHSSなど超ハイテン材の難成形とスプリングバックといった課題の解決に有効な加工法といえます。SEYIの大型サーボプレスは、ホットスタンピングでティア1自動車部品メーカーに納入した複数の実績があります。生産性の向上と電気消費量の低減に有効で、油圧プレス以外のもう1つの選択肢を提供します。従来の工程と比べると、ある大手メーカーに納入したサーボプレスによるホットスタンピングラインは、約20%の生産性向上、50%以上のランニングコスト低減、70%以上の消費電力低減を実現しました。(生産方式や工場の稼働状況により本事例とは異なることがあります。)

特徴
SEYIサーボプレスと従来の油圧プレスとの比較(下死点で10秒間の加圧保持の場合)


SEYIの力強いサーボモータにより、プレス機のスライドを下死点で長時間停止させることができ、加熱したブランクをきれいに成形し、材料の割れやシワなどの発生を抑えます。下記の表のように、SEYIサーボプレスを使用することで、毎分生産数が5から7.5に増加し、生産性向上により利益増を実現しました。


12000kNプレス SEYIサーボプレス 油圧プレス
サイクルタイム(s) 8 12
生産個数/毎分 7.5 5
生産個数/時間 450 300
生産個数/年間 2,527,200 1,684,800
利益/年間 $ 2,527,200 $ 1,684,800
増加の利益/年間 $ 842,400
SEYIサーボプレスと従来の油圧プレスと生産性の比較(加圧保持する時間がサイクルタイムに影響します。本事例は5秒間の加圧保持の場合です)


弊社社内シミュレーションの結果によると、近い仕様の油圧プレスに比べて、SEYIサーボプレスの使用により、省エネルギーに大きな効果があり、ランニングコストは3分の2以上低減が可能です。





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