サーボプレス加工

サーボプレス加工

概要
材料の高強度化とプレス製品の複雑化が進むにつれて、従来のプレス機は、速度や加圧能力、柔軟性を犠牲にして加工する場面が多くなっています。
良いプレス機は既存の生産プロセスを最適にし、より少ない設備でより多くの生産量を増やします。SEYIサーボプレスはあらゆる工法および産業に対応し、お客様のニーズと応用に応えます。
SEYIサーボプレスは、力強いサーボモータと制御システムにより、目的の加工に合わせて、スライドの動きと速度をコントロールし、最適なスライドモーションを、生産性と品質の向上を実現します。スライドモーションのパラメータは、操作画面で簡単に設定できます。例えば、加工域のみスライド速度を減速させることにより、材料の割れを防止し、ほかの加工域でスライド速度を加速し、全体の生産効率を向上させます。また、サーボプレスの導入により、型内タップなど従来の必要な後工程を、プレス加工工程に集約でき、全体の効率向上と生産コスト低減の両立を実現します。
特徴

SEYIサーボプレスは、7種類のプリセットモーションと1種類のフリーモーションを搭載。よく使用されるモーションをご紹介します。


リンクモーション:加工に合わせたモーションの設定が可能 

スライドが上死点から速く下降し、指定した位置でスライド速度を減速するモーションです。生産性の向上、成形の安定性、リバース荷重の減少、金型の長寿命化に寄与するメリットがあります。


振り子モーション:生産性向上
スライドを短いストロークで運動させ、余分のスライドの動きを減少することで、生産性の向上と電気消費量の低減を両立します。


加圧保持モーション:ホットスタンピングの新たな選択です
Hold(ホールド)モーションは、スライドを設定した時間で下死点にて加圧保持し、加熱したブランクを成形・型内冷却を行います。納入実績例:従来のホットスタンピングラインに比べ生産性20%向上、ランニングコスト50%削減、電気消費量70%以上削減を実現しました。(生産方式や工場の稼働状況により異なります。)


フリーモーション(コイニング):成形難易度の高い素材に最適

下死点付近で数回にわたりパンチを上下して、ワークのスプリングバック抑制・低減ができますので、コイニングまたは鍛造なら、通常一工程で成形できます。


バイブレーション(振動)モーション:金型・工程数の削減が可能
このモーションは高精度で高品質な深絞り製品を加工できます。工程集約による金型のコストダウンと生産性向上が可能。タップ加工などでよく使われているモーションです。



類似製品