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アメリカのウィスコンシン州にあるMTM Tool & Manufacturing, LLC社(以下MTM社)は、1965年からプレス金型製造を従事している一族経営のプレス加工メーカーである。200,000平方フィートの恒温化した工場で24時間体制の金属プレス加工を行っている。いま、アメリカ国内と海外のお客様向けに金型設計・製作から、各種プレス加工、組み立てまでを手掛けている。
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SEYIは柔軟に対応してくれる、頼りになるパートナー
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2014年に、MTM社は1台目の加圧能力400トンSEYI製プレスの導入をきっかけに、SEYIとの付き合いを始めた。その後、能力160トンから800トンまでのSEYプレス機を導入した。現在、同社は28台のプレス機を保有している。そのうち12台がSEYI製で、今後も増やし続けるという。社業拡大、効率とコストとの両立を目指し、この2年間だけで、SEYIから3台の機械プレス(能力600トン、330トン、160トン)、1台の300トンサーボプレスを導入した。同社としては初のサーボプレスとなる。
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写真左からSEYI製160トン、250トンのC形機械プレス、300トンストレートサイドクランクプレス (Source: Manitowoc Tool & Manufacturing, LLC社提供)
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「SEYIさんのサポートと技術力に大変満足しています。必要な時に支援をしてくれる信頼感のあるパートナーが必要です。それがSEYIさんなのです」とMTM社のセールスマネージャーは話す。
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800トンストレートサイドクランクプレス (Source: MTM社)
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MTM社はLEDライト、トラック、大型パネル、小型電子コンポーネントなど、様々な部品を幅広く手掛けている。そのため、同社の製造部門は様々な素材、板厚、硬さや複雑な形状の部品加工をフレキシブルに対応しなければならない。
「SEYIさんのおかげで、お客様のさまざまな製造ニーズや設計変更に柔軟に対応できます」
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MTM社は近年から将来を見据えて“スマートスタンピング”を強調し、生産能力増強のための投資を進めた。例えば、ロボット技術の導入により、生産プロセスの予測を可能にし、設備ダウンタイムの削減と省人化を実現した。また、デジタルサイネージを導入し、生産情報のリアル見える化を推進している。これにより、良い品質、効率、納期を達成し、顧客の様々なニーズを満たし、ロット1万個から百万個のプレス加工まで対応可能。
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600トンSEYI製プレスと送り装置との組合せ (Source: MTM社)
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サーボプレスを初導入
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MTM社は、複雑な小型プレス部品の組み立てを行うプロジェクトは少なくない。従来はねじ、ばね、ボルトなどで行う後工程が必要になり、作業に時間がかかり、効率が悪かった。2021年に、SEYIからサーボ技術を活用して従来の必要な後工程の削減を図る提案をした。
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「サーボ技術の利用によって、当社の小物製品加工の効率化、加工時間の短縮、製品の品質向上を実現しました」
スライドの動きと成形速度をサーボモータ・制御システムが高精度に制御することにより、ユーザーは材料、製品形状、プレス加工のニーズに合せたスライドモーション設定を行うことができる。サーボプレスの活用で、同社の高精度、高スピード、省エネのプレス加工が可能になった。さらに、ナットインサートマシンをサーボプレスと組み合わせて、ナットをプレス型内に送ることを自動化にし、ナットを金属コンポーネントに締結することで、効率を最大限に上げる。これによりMTM社は、より競争力のあるソリューションをお客様に提供できることを実現しました。
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同社初のサーボプレスSEYI SD2-300
(Source: MTM社) |
次の一手は
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今年の4月に、MTM社は工場増設と増員の計画を発表した。倉庫と製造用の建屋を建設する。面積は42,500平方フィート。2022年夏に着工する予定だ。現時点の社員数は250人だが、今後の数年間でさらに10~20人ほど増員する計画だ。業務拡大につれて、プレス機の加圧能力・台数を増やしていく。また、設備の入れ替えに伴う最新プレス技術の導入により、企業のプレス加工業界で競争力を維持し、顧客に合わせた最適なソリューションを提供していく。
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「この目標を達成するには、SEYIさんのようなパートナーの支えが必要です。長くお付き合いをしていくことは大切だと思っています。」
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